ヨゼミ・メソッド2 「片手のデッサン」第1回
この演習は画用紙の中央に画面枠をとり、
その枠内に「片手」を配置して鉛筆デッサンするというものです。
演習の主な目的は、画面に対して、
適切な「手」の大きさ、入れ方(配置)を実践することです。
画面枠をとることで、ほぼ100%の人に
構図(大きさや入れ方)の改善が認められます。
ぜひ試してみて、適切な配置の感覚を知ってください。

経験がある上級者にもおすすめできます。
構図の精度を高めるのはもちろん、
制作意図と構図の効果をすりあわせて完成度を高めたり、
制作プロセスを見直す場合にも役立つはずです。

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まずB3サイズ(364㎜×515㎜)の画用紙を用意してください。
その中央にA3サイズ(297㎜×420㎜)の画面枠を鉛筆で描き込みます。
余白の幅は短辺側が33.5㎜、長辺側が47.5㎜になります。
定規を使って正確に描きましょう。
枠の線があまり強くなりすぎないように。

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枠ができれば、あとはその枠内にデッサンするわけですが、
手に何も持たずにポーズをとるよりも、
何かを持ったり、触れたりしている状態をモチーフにした方が考えやすいでしょう。
下の作例はどれも一枚のトランプカードを持った状態をモチーフにしたもので、
カードに与えた形や、持ち方・触れ方が、それぞれ違っています。
このカードの性格付けが、その作品の狙い(テーマ)になるわけです。
言葉にすると小難しく聞こえますが、
どの作例もごく自然な普通の状態をモチーフにしています。
実はこの自然さがとても大切なのです。

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次回から3回にわたって、
手にポーズをつけるときの基本的な考え方を解説していきます。
そのポイントは①手の形の印象が自然であり、
②制作意図(テーマ)が伝わりやすいことです。
次回はもう少し詳しく、手のポーズと構図(配置)のことを合わせて解説します。


byヨゾコブ
by yozokobu | 2010-04-26 10:25 | ステップアップ・デッサン
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