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温故知新『テンペラ実習』その1/油画科
油画科で行われた特別実習を紹介します。

今回は古典技法の卵黄テンペラの実習を行いました。
この技法は卵の黄身と顔料(絵具の粉)を混ぜ、
水を使って描いていきます。
 水彩や油彩とはまた違った
柔らかな温かみのある
質感と半透明感が美しい表現です。
 
卵の黄身の部分を持ち上げるだけで
皆どきどきでした。
これに食用のお酢を防腐剤として加えたものが
顔料を支持体(描かれるもの、紙やキャンバス、パネルなど)に
くっ付ける糊の役目をするメデュームになります。
 
作品制作にあたって、
写真でコラージュして作成したエスキースを白黒でコピーし、
裏面全体を鉛筆で塗りつぶします。
そのコピーを支持体にテープで固定し、
上から色つきのボールペンでなぞり転写して下絵を完成させます。

次回ははいよいよ制作です。

温故知新『テンペラ実習』その1/油画科_f0227963_2238385.jpg
メデュームを作るにあたって卵の黄身を使います。
まず黄身をつまんで・・・・

温故知新『テンペラ実習』その1/油画科_f0227963_2238204.jpg
中身だけを取り出す。




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温故知新『テンペラ実習』その1/油画科_f0227963_22582783.jpg
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by yozokobu | 2010-11-17 22:42 | 授業
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