形を正確に再現するーその⑴レンガ(後半)
今回は「形を正確に再現する」耐火レンガ編の後半です。

実際の制作過程を見ていきましょう。



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【1】画面の中での大きさを決めます。
左右の端にアタリをとり、
続けて中心の位置を確認します。
前回確認したように
横幅の1/2のに対して、
手前の角はそれより少し背が高く見えます。

また左側に見える厚みの幅は
全体の横幅の1/6くらいです。




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【2】仮に決めたポイントの位置を結んで輪郭の形を導き出します。
違和感があれば修正します。
形の確認方法としておすすめなのが
下図にある黄色い三角形に注目することです。




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レンガの一番下にある角の位置に
計り棒を水平に構えて合わせると
レンガの下辺の傾きがわかります。
この角度が正確に再現できているかを確認することで
全体の印象が確実に改善できます。




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【3】ある程度の全体感が整ってきたら、
陰影の調子や表情を描き加えてみます。




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【4】新しい情報を加えながら、
その度に違和感がないかを確認し、
修正を加えます。
この段階ではミリ単位のことで印象がずいぶん変わります。

修正しながら描き進めるためにコツがあります。
それは輪郭線を引かないことです。

輪郭線を引かないというのは
文字を書くようには引かないという意味です。
軽いアタリのような線や塗りなら修正も容易です。
描画は輪郭部よりも中央部(稜線部)を優先して描き進め、
輪郭部はいつでも動かせるようにしておきます。




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【5】作例の状況は平らな面が連続しています。
隣り合う面は水平や垂直といった方向性があったり、
手前や後といった位置関係や
接していたりつながっていたり、
重なっていたりといった状況があります。

そう言った状況を再現できているかを吟味しながら、
面と面のぶつかり具合を調整します。
また表面の表情がその面から浮いて見えたり、
不自然でないかを確認しながら仕上げます。

次回はリンゴをモチーフにして
形の再現を試みます。






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byヨゾコブ
by yozokobu | 2012-06-27 17:44 | 基礎ステップアップ・デッサン
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