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有色下地デッサンの技法①/デザイン・工芸科
受験生のみなさん、
暑い日々が続いていますが体調など崩していませんか?
今回はステップアップデッサンシリーズの
『有色下地デッサン』を紹介します。

*  *  *

有色下地デッサンは中間色の塗面を下地にして、
白色で描き起こす(白色浮出)技法で、
中世ヨーロッパに多くの作品が残っています。

低彩度の中間調子の下地に
白色のコンテや絵具をのせると浮き上がって見えます。
そのとき下地色は後退するように感じられます。

前進色と後退色を効果的に組み合わせることで前後関係が生まれ、
立体感・空間感を表すことができます。
白色は塗り重ねるほど不透明に明るくなるので、
前に迫り出す効果が高まります。

有色下地デッサンの技法①/デザイン・工芸科_f0227963_15034256.jpg


















古来からの技法を現代の受験生に合わせてアレンジした
代ゼミ造形学校バージョンを紹介します。

[使用画材]
①白色パステル鉛筆
USA GENERAL'S社 チャコール・ホワイト no.558 や
FABER CASTELL社 ピットパステル 101 ホワイトなど
②白色絵具(アクリルガッシュなど)
③鉛筆(2B~4B)
④パネルに水張りした水彩紙
⑤面相筆と刷毛

[作業の流れ]
① 用紙を水張りする。
② エスキース。
③ 鉛筆でアタリをとる。
④ 水性絵具を画面全体に均一に塗布する。
⑤ パステル鉛筆および白色絵具で描き起こす(白色浮出)。
⑥ 定着後に再び水性絵具を画面全体に均一に塗布する。
⑦ パステル鉛筆および白色絵具で描き起こす。

次回は作例をもとにプロセスを詳しく解説します。







↓7月17日(祝・月)から夏期講習会がスタートします。

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byヨゾコブ

by yozokobu | 2017-07-13 15:12 | ステップアップ・デッサン
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